去年最後の課題
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年初めての投稿です。
「この写真はなんや?」と思われたと思いますが、これは去年暮れに問題になってた製品です。
真ん中に線が1本入ってるがわかるでしょうか?これはスライドの割り型で、スライドのパートラインです。意匠面なので、もちろんNGですが、これはシボ加工がされており、シボ前はラインがほとんどありませんでした。シボ加工後、出てきたラインで、どうすればいいかを悩んでいました。
同じやり方をすればまた同じようにラインがでてしまう・・・
完全なシャープエッジはシボを施すと微妙にエッジがダレるのです。シボを実施してダレをなくす方法はないか・・・残されたTRYチャンスは最後の一日。ここを逃せばタイムオーバーになってしまう。
そこで、ダレたエッジはレーザー溶接して形状を再生。キャビにスライドを入れてともミガキをして
シャープエッジを確保。そして、最後のシボ加工の時にスライドのパート面に捨て板を張り付け、
その板ごとシボ加工をしました。そして成型した製品です。
年内最後の日に間に合って、何とか良品が取れてお客様にも喜んでいただきました!
昨年は(毎年?)いろいろあって大変でしたが、
今年も社員一丸となってよい金型、良い加工、よい仕事をお客様に提供できるよう全力を尽くしていきますので、皆様のご支援、よろしくお願いします。